食品カロリー20%の嘘!ゼロカロリーは25kcal!?

ダイエットをしている人なら、気になる食品のカロリー表記。健康志向が強くなってきているので、低カロリーなものを食べるように気をつけている人も多いと思います。でも、低カロリー食品を食べてるのに体重が減らなかったり、反対に太ってしまったという経験はありませんか?

その場合、もしかしたら思ったよりも多くカロリーを摂りすぎているかもしれません。

食品カロリーの20%の誤差

実は、あまり知られていないのですが、食品表記には健康増進法によって誤差が許されています。栄養素ごとに許容範囲は変わりますが、カロリーの場合は、-20%~+20%の誤差が認められえています。

例えば、コンビニで1,000kcalと表記されているのカツ丼を食べた場合は、1,200kcalの場合があるということになります。

また、ゼロカロリーの飲料なども実は許容範囲があり、100mlあたり5kcal以下であれば、カロリーゼロと表記してよいことになっています。ですので、500mlのペットボトルを飲めば、最大25kcalを摂取することになります。

なぜ誤差が許されるのか

食品は、育った季節や加工される部位によって、栄養の偏りがでてしまいます。例えば、野菜や魚には旬というものがあり、その時期に摂れたものは、美味しく、栄養価が高くなります。また、肉類も、脂肪のつき方が部位によってことなるので、平均的なカロリーが表記されます。

このように食品のカロリーを正確に測ることができないので、20%の誤差が許されているのです。

ちなみに、食品のカロリー計測の仕方は、各食品メーカーによって異なりますが、日本食品分析センターといった外部の機関に食品サンプルを送って、計測するようです。

カロリーオフの積み重ねで太る

健康志向の現在では、低カロリーの商品のほうが売り出しやすくい傾向にあります。そのため、中には商品を売るために20%の誤差を利用して、カロリーを低く表記している商品もあるかもしれません。

消費者は本当のカロリーがどのくらいなのかは、知ることができません。悪質な業者の場合は、十分にありえます。

普段、僕たちが気をつけなければいけないのは、「ゼロカロリー飲料」「低カロリーのお菓子」という言葉に安心して、バクバクと食べないことです。これらは積もり積もって、脂肪に変わっていきます。

ダイエット時に気をつけることまとめ

健康増進法によって20%の誤差が認められているのでダイエット中は以下の点を気をつけましょう。

  • 数値を真に受けない
  • カロリー表記から+20%で計算する
  • 調理されたものは控えて、食材から料理する

これら3つを気をつけて生活するだけでも、今まで失敗してきたダイエットがうまくいくかもしれません。

参考:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hoei/hoei_016/files/I1-4.pdf