炭水化物を抜いても安全!ダイエットの正しい知識

「炭水化物は脳の唯一の栄養分!だからしっかり摂らないと、頭が機能しない。」
「炭水化物を抜くと体に悪い」

ダイエット中に周りからそんなことを言われた経験はありませんか?こうした周りからのアドバイスに耳をかして、炭水化物をたくさん摂ってしまうと、ダイエットに失敗してしまいます。

ここでは、炭水化物を摂らなくても安全に痩せられるという正しい知識を紹介させていただきます。

炭水化物の代わりに脳のエネルギーになるもの

まず、よく勘違いされるのが「脳のエネルギーは炭水化物の糖のみ」という説です。通常、脳はブドウ糖を主なエネルギーにしています。1日約120gの糖が脳で消費されているといわれています。

そのため脳の活動を維持するためには、糖質(炭水化物)を摂らなければいけないと、古くから言われてきました。

しかし、最近の研究では糖以外にも脳のエネルギーになるものが見つかっています。それがケトン体です。

ケトン体とは

体はブドウ糖が枯渇したときに、肝臓で脂肪酸を分解して、その過程でケトン体を生成します。このケトン体は水溶性のため血管を通過して、脳のエネルギー源として活用されます。

ケトン体が脳のエネルギー源として使われるため、米やパンなどの炭水化物(ブドウ糖)を多く含んだ食品を食べなくても、脳はしっかりと機能するのです。

ですので、「炭水化物を抜くと脳が機能しない」は迷信です。信じられない方は、実際に1週間ほど炭水化物を抜いてみるとよいでしょう。いつも通り生活できると気づきます。

炭水化物を抜くと体に良い?!

「炭水化物を抜くと体に悪い」とはよく言われますが、反対に「炭水化物を抜いた方が体に良い」という見かたもあります。

炭水化物などの糖質は、食後に血糖値を急激に上げます。血糖値が上がると膵臓から大量のインスリンを分泌されるため、今度は血糖値を急激に下げます。ジェットコースターのようなイメージです。

この急激な血糖値の変化は、「眠気」や「空腹」を引き起こします。身近な例でいうと、昼食後に眠くなる現象が挙げられます。ラーメンやチャーハン、丼などの炭水化物を多く含んだ食事のときは、特に血糖値が上下するため、食後に眠くなります。

また、ご飯を食べて数時間しか経っていないのに、なぜか「お腹が鳴る」「空腹を感じる」というのも血糖値が下がったときの症状です。この場合も、インスリンが大量に分泌されて血糖値が急激に下がり、脳の機能が低下して糖質を欲しているという状態です。この時に、またガッツリと炭水化物を摂ってしまうと、血糖値のジェットコースター現象が再びおこるだけでなく、カロリー過多で脂肪にかわっていきます。

このように、炭水化物は眠気や空腹の要因になるだけでなく、太る原因にもなりえます。「炭水化物を抜くと体に悪い」という間違った理解を正さないと、いずれこの考えがダイエットのハードルとなってしまうかもしれません。正しい知識をつけて、ダイエットをおこないましょう!

BMIでは肥満度ははかれない!医者の間違いを見抜け!

BMI(Body mass index)って知っていますか?ダイエットをしたことのある人なら1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。BMIは肥満度と健康度を図る基準として、広く活用されてきました。

たとえば、健康診断では肥満度を図るときの基準であったり、また体重計にはBMIを自動で計算してくれるものもあります。

ちなみにBMIは以下の計算で求められます。

【BMIの計算式】
BMI=体重kg ÷(身長m × 身長m)

例えば、体重が50kgで身長が150cmの場合、以下のようになります。
50(kg) ÷1.5(m) × 1.5(m) = 22.2

身長はセンチメートル(cm)ではなく、メートル(m)単位になるのがポイントです。

BMIの正常値と肥満値

疫学調査からBMI=22の人は、高血圧、肝障害の有病率が低いことがわかっています。そのため、健康診断やスポーツジムなどでは、BMI=22を目指しましょうとアドバイスされます。

一方、BMI=25以上になると肥満と判定さます。

BMIの嘘

BMIが25の場合、肥満と判定されますが、実は、長生きをするのはBMI25~26の人です。これは統計学的解析から明らかになったものです。

・有病率が少ないのはBMI22
・肥満と判断されるのはBMI25から
・長生きするのはBMI25~26

これらを並べるとなんだか、矛盾しているようですが、どれも正しい統計結果です。

結局、BMIではよく分からない!

広く一般的に活用されているBMIですが、上に書いたように、どの数値が良いか、断言できません。「BMI22~25くらいが良い」というモヤっとした目安でしかないのです。

さらに、BMIには大きな欠点が1つあります。

それは、筋肉量や水分量を計算していないということ。

筋肉量や水分量を計算していない

BMIは身長と体重で計算するため、体格を判断するには不十分です。例えば、ボディービルダーのような筋肉隆々の人と、マツコデラックスのような肥満が同じ身長と体重だったら同じBMIの値になります。

それにも関わらず、BMI=25以上は肥満と診断されるのはおかしい基準ですよね。

BMIで判断するのはナンセンス

2000年以降、BMIで体格を図るのはナンセンスというのが常識ですが、あまり一般には浸透していません。古い知識があまりにも定着してしまっているので、医者の中にも、勘違いしている人がいるかもしれません。

まとめ

・BMIは体格指数をはかる目安として活用されてきた
・有病率が少ないのはBMI22。長生きするのはBMI25~26
・「BMI=22~25くらいがよい」という程度の基準
・BMIは筋肉量や水分量を計算しないので、肥満度は計れない

食の誘惑を遮断する方法!30日間ダイエット中の過ごし方

ダイエットに挫折する人は食べ物の誘惑に負けてしまう人がほとんどです。

なぜ誘惑に負けるのか?それは個人の忍耐力の弱さもありますが、もうひとつ大事なことがあります。

それは外からの「美味しい」誘惑が多すぎるということ。

最近はFacebookやツイッターを誰でもやっています。snsのタイムラインをみれば、必ず誰かは美味しそうな食べ物の写真をのせています。おまけに、カメラの性能もよくなったおかげで、どの写真もシズル感たっぷり。

ダイエット中にシズル感ある美味しそうな写真を見せられたら、誰でも心が揺れます。実際に僕もfacebookの美味しそうな誘惑に負けて、何度もダイエットを挫折しました。誘惑に負け続けた結果、4年で20キロも太ってしまいました。

美味しい誘惑を遮断する方法

忍耐力はそう簡単に改善できません。人は2~3歳くらいまでには、性格のベースができあがり、20歳を超えると、大きな変化がない限り、性格は変わらないと言われています。

ですので、誘惑に我慢強くなるのではなく、誘惑に近づかないようにするのが大切です。実際に僕がダイエット中に気をつけていたことは以下の通りです。

  • facebookを見るのをやめた
  • 平日の昼飯は独りで食べる
  • 休日は友達と会わない
  • 食レポ番組は消す

それぞれの理由を説明します。

facebookを見るのをやめた

はじめに書いたとおりですが、facebookには誘惑が多すぎます。昼時にみると、必ず美味しそうな写真が掲載されています。ダイエット中の30日間は、控えるようにしましょう。

平日の昼飯は1人で食べる

社会人や学生は、同僚や友達との付き合いで一緒にご飯を食べることが多いと思います。でも、ダイエット中は、1人で食事をとるようにしましょう。

というのも、あなただけがダイエットをしている場合、周りの人は、カロリーを気にせず、バクバク美味しそうに食べのでそれがストレスになるからです。

「自分は頑張ってダイエットしているのに、なぜみんな豚みたいにバクバク食べてるんだ」と苛立ちがつもるでしょう。

また、自分も一口食べてみたいという、誘惑にもかられます。

1人で昼飯を食べることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、1週間程度で1人飯も慣れてきます。もし同僚や友達に昼食に誘われたら、「ダイエット中だからゴメンネ!」と受け流すようにしましょう。

休日は友達と会わない

休日に友達と会わないのも誘惑を回避する1つの手段です。ダイエットに理解のある人ならともかく、そうでない人の場合、「ラーメンご食べよう」「美味しいパンケーキ屋が近くにある」「カフェで休憩しよう」などと誘惑してきます。

ちなみに、ダイエット中のカフェは危険です。僕はスターバックスのキャラメル フラペチーノが大好きなのですが、shortサイズでも276kcalもします。他のドリンクshortサイズでも100~300kcal程度あるので、太ります。

http://www.starbucks.co.jp/assets/images/web2/images/allergy/pdf/allergen-beverage.pdf

まとめ

上で挙げたのは、数ある誘惑の一部です。人によって誘惑のツボは異なるので、まずは、自分がどういうものに弱いのかを普段の生活の中で見つけましょう。そして、それを避ける方法はないか検討してみてください。

誘惑を回避する方法がみつかれば、意思が弱くてすぐにあきらめてしまう人でも、ダイエットを続けることができるはずです。

ライザップで痩せる理由は単純!誰でも無料でできる!

「たった2ヵ月でこのカラダ」で有名のライザップの痩せ方は、無料でなおかつ誰でもできるって知ってますか?

最近、街頭広告やテレビCMで話題のライザップの痩せ方の秘密を紹介します。

ライザップで痩せる理由

ライザップのダイエット方法をまとめると、下記のようになります。

  • 専門トレーナーがついて指導
  • 週2回の筋トレ
  • 食事の管理(炭水化物を抜く)

専門のトレーナーがついて指導

ライザップは専門トレーナーが付いてトレーニングや痩せる方法を教えてくれます。トレーニング方法は週2回の筋トレがメインで、有酸素運動はおこないません。トレーナーの指示のもと食事の管理をします。

ただ、「専門トレーナーがつく」というのは、どこのスポーツジムでもよくあるサービスですので、これが痩せる要因にはなりません。

週2回 1時間の筋トレ

筋トレはダイエットに不向きです。ライザップで筋トレをする理由は、ダイエットのためではなく、ボディーメイクのための筋トレになります。

ライザップの筋トレは、筋肉の破壊と超回復を繰り返して、肥大化させるトレーニングです。もっと砕けた言い方をすると、マッチョ筋肉をつくるトレーニングです。

ちなみに、もしかすると「筋肉を増やして痩せやすくする」などとジムのインストラクターは伝えているかもしれませんが、筋肉を1キロ増やしても基礎代謝は50kcal程度しか増えませんので、痩せるには非効率です。

食事の管理(炭水化物を抜く)

一番の痩せる理由は、炭水化物を抜くという点。 毎日食事の内容をトレーナーに写真で送って、「この食材はカロリーが高いから減らしましょう」とか指示されます。

ここが他のスポーツジムのサービスとは違う点です。脂肪は摂取カロリーより消費カロリーの方が高くなると消費されます。ライザップでは、「摂取カロリー<消費カロリー」となるように食事管理をおこなっているのです。

誰でも無料(タダ)でライザップ式ダイエットできる!

ライザップの痩せるポイントは、カロリー制限(糖質制限)なので、ポイントを抑えれば、誰でも無料(タダ)で実践できます。

また、筋肉をつけて引き締まった肉体になりたい場合は、カロリー制限終了後に多少筋トレをすれば、すぐムキムキになります。皮下脂肪が落ちた分、筋肉の凹凸が目立つようになるからです。

いわざわざ30万円も払うなんてもったいないです!

ちなみに僕の場合は、1日の摂取カロリーを1000kcalに抑えることで、1ヶ月で最大10kg痩せることができました。掛かったお金は0円です。ダイエットに使うお金がない人はぜひ30日間で痩せる4つのルールを実践してみてください。1ヵ月で今の体重の3~4%は痩せられるはずです。

ライザップでダイエットした方がいい人

ここまで、「ライザップ必要なし!」ということを書いてきましたが、1つライザップの良いところがあります。それは値段が高いこと

え、それでメリットじゃない?と思うかもしれませんが、値段が高いことがダイエットのモチベーションに繋がることもあります。

特に、精神力・忍耐力が弱く、損得を気にする人には、価格が高いダイエット方法は効果的です。

人は、損をしたくない生き物です。30万円という金額をはらえば、もとを取るために一生懸命になります。「30万円払ったんだから10kgは痩せたい」等と。
お金を払ったことで、「痩せる覚悟」ができるのです。

ダイエットに失敗する人のほとんどは、途中でダイエットをやめてしまいます。これは痩せる覚悟が無いので、すぐにモチベーションが下がって、放り出してしまうからです。(僕がそうでした)

そうした人にとっては、ライザップに30万円を払うことで、ダイエットのやる気スイッチがONになるならば、それはそれで価値のあることだと思います。

まとめ

  • ライザップで痩せる理由は、カロリー制限(糖質制限)にある
  • カロリー制限は誰でも無料(タダ)でできるので、ライザップに行かなくてもいい
  • 忍耐力が弱く、損得を気にする人はライザップで30万円払うとダイエットを続けられる

食品カロリー20%の嘘!ゼロカロリーは25kcal!?

ダイエットをしている人なら、気になる食品のカロリー表記。健康志向が強くなってきているので、低カロリーなものを食べるように気をつけている人も多いと思います。でも、低カロリー食品を食べてるのに体重が減らなかったり、反対に太ってしまったという経験はありませんか?

その場合、もしかしたら思ったよりも多くカロリーを摂りすぎているかもしれません。

食品カロリーの20%の誤差

実は、あまり知られていないのですが、食品表記には健康増進法によって誤差が許されています。栄養素ごとに許容範囲は変わりますが、カロリーの場合は、-20%~+20%の誤差が認められえています。

例えば、コンビニで1,000kcalと表記されているのカツ丼を食べた場合は、1,200kcalの場合があるということになります。

また、ゼロカロリーの飲料なども実は許容範囲があり、100mlあたり5kcal以下であれば、カロリーゼロと表記してよいことになっています。ですので、500mlのペットボトルを飲めば、最大25kcalを摂取することになります。

なぜ誤差が許されるのか

食品は、育った季節や加工される部位によって、栄養の偏りがでてしまいます。例えば、野菜や魚には旬というものがあり、その時期に摂れたものは、美味しく、栄養価が高くなります。また、肉類も、脂肪のつき方が部位によってことなるので、平均的なカロリーが表記されます。

このように食品のカロリーを正確に測ることができないので、20%の誤差が許されているのです。

ちなみに、食品のカロリー計測の仕方は、各食品メーカーによって異なりますが、日本食品分析センターといった外部の機関に食品サンプルを送って、計測するようです。

カロリーオフの積み重ねで太る

健康志向の現在では、低カロリーの商品のほうが売り出しやすくい傾向にあります。そのため、中には商品を売るために20%の誤差を利用して、カロリーを低く表記している商品もあるかもしれません。

消費者は本当のカロリーがどのくらいなのかは、知ることができません。悪質な業者の場合は、十分にありえます。

普段、僕たちが気をつけなければいけないのは、「ゼロカロリー飲料」「低カロリーのお菓子」という言葉に安心して、バクバクと食べないことです。これらは積もり積もって、脂肪に変わっていきます。

ダイエット時に気をつけることまとめ

健康増進法によって20%の誤差が認められているのでダイエット中は以下の点を気をつけましょう。

  • 数値を真に受けない
  • カロリー表記から+20%で計算する
  • 調理されたものは控えて、食材から料理する

これら3つを気をつけて生活するだけでも、今まで失敗してきたダイエットがうまくいくかもしれません。

参考:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hoei/hoei_016/files/I1-4.pdf

30日間で-6kg痩せる4つのルール!この方法で3回成功してます

僕が何度も成功しているダイエット方法を紹介します。これから紹介する方法は、リバウンドを前提とした、30日間の短期ダイエットです。毎回1ヶ月で-6kg以上は痩せることに成功しています。

リバウンドというとネガティブな印象を与えるかもしれませんが、どんなダイエットでも止めたら太ります。この方法は1ヶ月という短期間でおこなうので、停滞期もありません。

他にもこの方法の良いところは、以下になります。
・年2回(30日×2回)ダイエットをすれば後はすき放題食べていい
・確実に痩せられる
・健康への影響も少ない(健康診断で検証済み)
それでは、30日間のダイエットのルールをご紹介します。

ダイエットの実践方法

【30日間のルール】

  • 目標を複数たてて、宣言する
  • 体重を毎日記録
  • 3日間はプチ断食
  • 1日1000kcal以内に抑える

目標を複数たてて、宣言する

人間は意志が弱いので、立てた目標が無理だと気づくと、たちまちモチベーションが下がって放り出してしまいます。「3週間でウエスト-3cm」と目標をたてても、1週間後にぜんぜん細くなっていなかったら、そこで諦めてしまうものです。

そこで、モチベーションの維持のために短期・中期・長期といった複数の目標を立てましょう。複数の目標を立てれば、短期目標が達成できなくても、「いまは中期・長期目標へのステップ」だと気持ちを切り替えることができます。

例えば、以下のように、達成できることや、期間を明確にしておくとモチベーションが維持できます。
短期目標:1週間続けてみる!
中期目標:30日間で5kg減量!
長期目標:今年の夏は痩せた姿を見せ付ける!

また、周りの友達や家族に宣言するのもモチベーション維持には効果があります。宣言したからには、引き下がれないという状況になります。

体重を毎日記録

毎日体重の記録をとることはモチベーションの維持と、食事への意識を変えます。1日1日で体重が減っていくと嬉しいですし、反対に体重が増えたときは、食べ過ぎたという目安になります。

体重を量るときは、毎日同じ時間で、衣服を付けない状態がベストです。理由は1日の中で人の体重は1~2キロ程度、上下するからです。また、服が違うと衣服の重さで体重に誤差がでてしまいます。

参考までに僕の場合は、朝起きてトイレに行き、全裸になり体重を量るというルールで30日間おこないます。

3日間はプチ断食

3日間のプチ断食は、3日坊主ですぐに諦めてしまう人にはお勧めです。はじめの3日で体重をガクッと落とすことができると、モチベーションアップにも繋がり、あとの27日間が楽しくなります。3日間限定なので、3日坊主でもギリギリ続けられます。

プチ断食の方法は、1日1食または2食にして、少量のおかゆを食べます。頑張れる人は、3日間完全断食をやってみても良いと思います。僕は、忍耐力がないので、完全に断食できません。

1日の食事は1,000kcal以内の抑える

これがこのダイエットの一番の肝になります。基礎代謝(なにもしなくても消費するカロリー)は年齢や性別、筋肉量によって異なりますが、だいたい1200~1700kcalを毎日消費します。

1日の摂取カロリーを1,000kcal以内に抑えれば、何もしなくても基礎代謝だけで痩せていくことになります。例えば、基礎代謝が1,300kcalの女性がいるとします。この人が1日中寝ていても毎日300kcalを消費しすることになります。30日間で9,000kcalを消費になるので、脂肪は1kg以上は減ります。

[摂取カロリー]1,000kcal – [基礎代謝]1,300kcal = [脂肪等から消費するカロリー] -300kcal
[脂肪等から消費するカロリー] × 30日間 = -9,000kcal
脂肪1g = 7kcalなので
-9,000kcal ÷ 7kcal = -1285g(-1.2kg)

この計算では、基礎代謝が1,300kcalの寝たきりの場合を想定していますが、実際には歩いたり階段を上ったり、かならず動いているはずなので、消費カロリーは1,300kcal以上にはなります。基礎代謝+運動量

ランニングでこれだけの成果を出すためには、30日間毎日1時間ほど走らなければいけません。そう考えると、カロリー制限の方が圧倒的に痩せられますよね。

禁止事項

30日間は以下の点は気をつけましょう。

  • お菓子を食べない・間食しない
  • ペットボトル・缶飲料は飲まない
    実は高カロリーです
  • 痩せるために運動しない

例えばポテトチップは、ミニカツ丼くらいのカロリーがあります。また、ペットボトル飲料は100mlあたりのカロリーで表記されているので、低カロリーだと勘違いしがちですが、実際は500ml程度あるので、表記のカロリーを5倍になります。

「痩せるために運動しない」というのは、僕のダイエット経験上、疲れてモチベーションが下がる、または大食になることが多いので禁止としています。もちろん運動するのが大好きな人はやってもいいとは思います。

以上のポイントを30日間続ければ、必ず体重は落ちます!!

※実はライザップのダイエットもこれと似た仕組みです。

停滞期が起こる理由と回避策

ダイエットの最大の壁、それは停滞期。順調に体重が減ってたのに、ある日突然痩せなくなってしまった。そんな経験があるひとは多いのではないでしょうか。

停滞期は長い人で、1ヵ月以上になる場合もあるようです。この間に、心が折れてダイエットをやめてしまうと、確実に元の体重にもどります。

ただ、停滞期が起こるメカニズムを知っていれば、ダイエットへのモチベーションも落ちることなく、続けることができるので、停滞期が起こるワケを理解しておくとよいです。

停滞期は起こる4つの要因

停滞期が起こる理由は以下の4つが関係しています。

  • ホメオスタシス効果
  • 便秘
  • カロリー計算のミス
  • 基礎代謝の低下

ホメオスタシス(恒常性)効果

ホメオスタシスとは、摂取カロリーが足りずに飢餓状態なったときに、体の防衛反応が働いて、基礎代謝下げる働きです。ホメオスタシスが働き出すと、1ヶ月程度は何をしても体重が減らなくなります。この状態の時にダイエットを諦めて、通常の生活に戻してしまうと、激しいリバウンドが起こるので注意しましょう。

ちなみに、ホメオスタシスが発動するのは、1ヶ月に5%体重が減ったときと言われています。

80kgの人は4.0kg減少したとき
70kgの人は3.5kg減少したとき
60kgの人は3.0kg減少したとき
50kgの人は2.5kg減少したとき
40kgの人は2.0kg減少したとき

便秘

しっかりと脂肪は燃焼しているけれど、便秘で体重が落ちていない、という場合もあります。便は通常100~300程度の重さがありますが、便秘の場合、腸に1kg以上溜まることがあります。この場合は、停滞期だと悲観せずに便が出るのを待つか、浣腸をして便を排出させるとよいでしょう。

便が出た後、驚くほど体重が減っているかもしれません。

カロリー計算の間違え

運動してるのに痩せない、食事を押さえてるのに痩せない。そんな人はカロリー計算を間違えてるかもしれません。体重は消費カロリーと摂取カロリーのバランスで決まるので、体重が減らない場合は、「消費カロリー=摂取カロリー」というように均衡がとれているか、摂取カロリーの方が高い可能性があります。

つい無意識に飲んでしまう缶コーヒーやスポーツ飲料などはカロリーが高いので、注意しましょう。

基礎代謝の低下

体重がある程度落ちると、かならず基礎代謝もおちます。これは悪いことではなく普通のことです。
理由は下記の2つです。

  • 軽くなった分、筋肉への負担が減る(余計な筋肉が減る)
  • 脂肪細胞の消費カロリーが減る

太っているときは、脂肪というダンベルを常に持ち歩ているので、その分カロリーも消費されますが、痩せればダンベルを持ち歩かなくて済むので、筋肉が不要になり細くなります。
また、肥満時は脂肪細胞のサイズも大きく、それだけカロリーを消費しています。痩せて脂肪細胞が小さくなれば、消費カロリーも低くなります。

そのためダイエットを続けているといつかは、「摂取カロリー=消費カロリー」の状態になるので、停滞期はかならず起こることになります。

この場合もしかしたら、停滞期の体重がベストな状態かもしれませんが、さらに痩せたい場合は、現状よりも、消費カロリーを増やすか、摂取カロリーを押さえる必要があります。

まとめ

単に「停滞期」といっても、上に書いたように様々な理由があります。理由があるということは、改善できるということなので、「停滞期だからもう体重が減らない」と諦めずに、ダイエットを続けてみてください。必ず、停滞期には終わりがあります!

リバウンドは起こるのが当たり前!リバウンドとの原理

リバウンドしないダイエット方法が知りたい!僕もダイエット初めて間もないころはそう思っていました。僕自身2回リバウンドした経験があるので、リバウンドした時のショックは分かります。

リバウンドが起こる要因は、以下の3つ原因といわれています。

  • 飢餓状態で栄養の吸収率が上がる
  • 筋量減少して基礎代謝が下がる
  • 過度なダイエットにより食欲が増した

そのほか、リバウンドにはホメオスタシス説やレプチン説などいくつかあります。どれももっともらしい理由ですが、1番の原因は、ダイエットをやめて元の太っていた生活に戻しているということです。

太っていた頃の生活に戻せば体重が増えるのは、当たり前のことです。人の体重は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスで、太るか痩せるかが決まります。太る生活に戻せば、早かれ遅かれリバウンドします。

「リバウンドしないダイエット」を謳っている商品・サービスは怪しいので注意

ダイエット商品やサービスの中には、「リバウンドしない!」と宣伝しているものもありますが、それってオカシイ事です。

上で書いたように、摂取カロリーと消費カロリーのバランスで体重の増減は決まります。ダイエット食品やサプリは短期的には効果がありますが、やめればそのうち元の体に戻っていきます。

また、筋トレグッズには「筋肉をつけて基礎代謝をあげてリバウンドしにくくなる」といった理由の商品があります。スポーツジムでも似たようなことを言って勧誘しているところがいくつかあります。でも、これにも嘘がかくされていて、学生時代に運動部に所属していた人なら分かると思いますが、トレーニングは続けなければ、すぐに筋肉は細くなります

ですので、絶対にリバウンドしないダイエット方法なんてありません

リバウンドしない唯一の方法は続けること

リバウンドさせない方法も一応あります。それは「摂取カロリー=消費カロリー」または、「摂取カロリー<消費カロリー」の生活を続けること。

この生活がキープできればリバウンドすることはありません。考え方はとってもシンプルなんです。

ですので、もしリバウンドしたくないなら、「このダイエットは一生続けられるか?」と自分に問いてみてください。あなたが10年後、20年後も金銭・体力的に続けられると思うなら、それはリバウンドしない痩せ方です。

リバウンドしても良いんじゃない?痩せたいときに痩せれば良いという考え方

ただ、現実的に一生続けられるダイエット方法なんて簡単に見つかりません。見つかればラッキーです。

そこで、僕がお勧めするのは、「リバウンドさせてもいいんじゃない?痩せたいときに痩せればいい!」という考え方です。

ダイエットを始める目的は、結婚式がある、海で水着をきる、健康診断がある等さまざまですが、「いつまでに痩せたい」、けれども実は「その後は多少体重が戻っても良い」という場合が多くあります。

例えば、

夏は水着を着るから、海に行くまでは痩せたい!けれども秋は肌の露出も低くなるから、多少ふとってもいい。

などが挙げられます。結婚式や健康診断も同様のことが言えます。

こうした場合、海に行く前の1ヶ月間だけ集中ダイエットして、あとは通常通りの生活を送ればストレスも少なく楽です。

数ヶ月後に体重がもどったら、また短期間ダイエットをすれば1年を通してある程度体重をキープすることができます。

僕は年2回だけ1ヵ月の短期間ダイエットをして、あとは何も考えずに飲み食いしています。「リバウンドしないように毎日頑張る!」という呪縛から開放されて毎日がすがすがしいです。

この方法で、大きなリバウンドなく比較的安定して体重を維持できています。

リバウンドをし続けても健康に影響はない

リバウンドをすると健康に悪いのでは?と疑問におもう人もいると思います。僕はこの生活を2年ほど続けていますが、まったく健康には影響がありません。毎年おこなう健康診断でもオールA評価です。

また、リバウンドすると痩せにくくなるとも言われますが、そんなことはありません。僕の場合、毎回1ヶ月で毎回10~6キロ痩せることができています。

本気で痩せるなら知っておきたい!摂取カロリーと消費カロリーの関係

ダイエットで一番はじめに理解しないといけないのは「摂取カロリー」と「消費カロリー」の関係です。何百、何千種類というダイエット方法がありますが、そのどれもが「摂取カロリーを抑える」か「消費カロリーを増やす」のどちらかに分類されます。

反対に、どちらにも分類されない方法は、ダイエットの効果がないといっても過言ではありません。

摂取カロリーを抑えるって?

飲食で体に入るカロリーのことを、摂取カロリーといいます。摂取カロリーを抑えるには、食事でのカロリーを減らす必要があります。

よくある間違いで、「摂取カロリーを減らす=食事の量を減らす」と勘違いされる方もいますが、正確には「食事のカロリーを減らす」というのが正しい考え方です。似ていますが、これを勘違いするとダイエットに失敗することになります。

分かりやすく例をだすと、

チョコレートA 100g 200kcal
チョコレートB 10g 200kcal
の2つのチョコがあるとします。

これを500gずつ食べた場合、
チョコレートAは1,000kcalを摂取
チョコレートBは10,000kcalを摂取
することになり、同じ量を食べてもチョコBの方が9,000kcal多く摂ってしまうことになります。

これは少し大げさな例ですが、食事の量とカロリーは必ずしも一致しないので摂取カロリーを抑える場合は、「食事の量を減らすのではなく、カロリーを減らす」ようにしましょう。

ちなみに僕の経験したダイエットの中で、一番効率のよい方法が摂取カロリーを抑える方法です。

消費カロリーを増やすって?

消費カロリーとは、運動などで消費するカロリーのことです。寝たきりでも、心臓や脳といった内臓は1日中活動しているので、消費カロリーが0になることはありません。消費カロリーが0になるときは死んだときのみです。

ちなみに、寝たきりの状態で消費するカロリーを基礎代謝(きそたいしゃ)といいます。

消費カロリーを増やすには、「運動する」か「基礎代謝をあげる」のどちらかになります。
手っ取り早く消費カロリーを増やすなら、運動するのが一番よいですが、注意点もあります。それは、効率が悪いということ。

運動をすると「ダイエットしてる感」がでますが、実は、効率は非常に悪いです。30分走り続けても、コンビニのおにぎり1個分程度のカロリーしか消費しません。運動がすきな人以外はオススメしません。

消費カロリーと摂取カロリーのバランスで体重が増減する

ダイエットの基本の「き」は、「摂取カロリー<消費カロリー」の生活習慣をつくることです。

摂取カロリーが消費カロリーよりも多くなれば、余分なエネルギーが脂肪に変わるため、少しずつ太っていきます。反対に、消費カロリーが摂取カロリーを上回れば、脂肪を分解して痩せていきます。

もう少し具体的にいうと、脂肪1gのカロリーは約7kcalですので、1キロの脂肪を落とすには、7,000kcalを消費する必要があります。

例えば、1ヶ月で3キロの脂肪を落としたければ、21,000kcalを消費する必要があります。1日で計算すると消費カロリーが700kcalほど上回らなければいけません。

これがどのくらい大変か分かりやすく例を出すと、

体重が50kgの人がランニングで、700kcalを消費するためには、14km走らなければいけません。

▼ランニングのカロリーの計算式
体重(㎏) × 距離(㎞)=消費エネルギー(kcal)

これは例で挙げただけなので、ランニング以外の方法でダイエットするはもちろんOKです。何が言いたいかというと、これだけのカロリーをどのように消費するのかを考えることが大切だということです。

ダイエットの方法は何万通りもありますので、自分が続けられるものを見つけるのが一番です。運動するのが好きな人は、毎日スポーツをすれば痩せられますし、運動が苦手な人は、食事のカロリー制限によって効率的に痩せることができます。

ダイエットが失敗する一番の理由は、上に書いたような痩せる仕組み「摂取カロリー<消費カロリー」の関係を理解せずに、自分の性格や生活リズムに合わない方法で、無理におこなっているからです。

痩せる仕組みを理解して、自分の続けられる方法でおこなえば、誰でもストレスなく短期間で痩せることができます。

まずは、「何が続けられるか?」と自分に問いてみてください!それが成功するダイエットの1歩となります。