ダイエットで一番はじめに理解しないといけないのは「摂取カロリー」と「消費カロリー」の関係です。何百、何千種類というダイエット方法がありますが、そのどれもが「摂取カロリーを抑える」か「消費カロリーを増やす」のどちらかに分類されます。
反対に、どちらにも分類されない方法は、ダイエットの効果がないといっても過言ではありません。
摂取カロリーを抑えるって?
飲食で体に入るカロリーのことを、摂取カロリーといいます。摂取カロリーを抑えるには、食事でのカロリーを減らす必要があります。
よくある間違いで、「摂取カロリーを減らす=食事の量を減らす」と勘違いされる方もいますが、正確には「食事のカロリーを減らす」というのが正しい考え方です。似ていますが、これを勘違いするとダイエットに失敗することになります。
分かりやすく例をだすと、
チョコレートB 10g 200kcal
の2つのチョコがあるとします。
これを500gずつ食べた場合、
チョコレートAは1,000kcalを摂取
チョコレートBは10,000kcalを摂取
することになり、同じ量を食べてもチョコBの方が9,000kcal多く摂ってしまうことになります。
これは少し大げさな例ですが、食事の量とカロリーは必ずしも一致しないので摂取カロリーを抑える場合は、「食事の量を減らすのではなく、カロリーを減らす」ようにしましょう。
ちなみに僕の経験したダイエットの中で、一番効率のよい方法が摂取カロリーを抑える方法です。
消費カロリーを増やすって?
消費カロリーとは、運動などで消費するカロリーのことです。寝たきりでも、心臓や脳といった内臓は1日中活動しているので、消費カロリーが0になることはありません。消費カロリーが0になるときは死んだときのみです。
ちなみに、寝たきりの状態で消費するカロリーを基礎代謝(きそたいしゃ)といいます。
消費カロリーを増やすには、「運動する」か「基礎代謝をあげる」のどちらかになります。
手っ取り早く消費カロリーを増やすなら、運動するのが一番よいですが、注意点もあります。それは、効率が悪いということ。
運動をすると「ダイエットしてる感」がでますが、実は、効率は非常に悪いです。30分走り続けても、コンビニのおにぎり1個分程度のカロリーしか消費しません。運動がすきな人以外はオススメしません。
消費カロリーと摂取カロリーのバランスで体重が増減する
ダイエットの基本の「き」は、「摂取カロリー<消費カロリー」の生活習慣をつくることです。
摂取カロリーが消費カロリーよりも多くなれば、余分なエネルギーが脂肪に変わるため、少しずつ太っていきます。反対に、消費カロリーが摂取カロリーを上回れば、脂肪を分解して痩せていきます。
もう少し具体的にいうと、脂肪1gのカロリーは約7kcalですので、1キロの脂肪を落とすには、7,000kcalを消費する必要があります。
例えば、1ヶ月で3キロの脂肪を落としたければ、21,000kcalを消費する必要があります。1日で計算すると消費カロリーが700kcalほど上回らなければいけません。
これがどのくらい大変か分かりやすく例を出すと、
▼ランニングのカロリーの計算式
体重(㎏) × 距離(㎞)=消費エネルギー(kcal)
これは例で挙げただけなので、ランニング以外の方法でダイエットするはもちろんOKです。何が言いたいかというと、これだけのカロリーをどのように消費するのかを考えることが大切だということです。
ダイエットの方法は何万通りもありますので、自分が続けられるものを見つけるのが一番です。運動するのが好きな人は、毎日スポーツをすれば痩せられますし、運動が苦手な人は、食事のカロリー制限によって効率的に痩せることができます。
ダイエットが失敗する一番の理由は、上に書いたような痩せる仕組み「摂取カロリー<消費カロリー」の関係を理解せずに、自分の性格や生活リズムに合わない方法で、無理におこなっているからです。
痩せる仕組みを理解して、自分の続けられる方法でおこなえば、誰でもストレスなく短期間で痩せることができます。
まずは、「何が続けられるか?」と自分に問いてみてください!それが成功するダイエットの1歩となります。
これはコメントです。
コメントを削除するには、ログインして投稿編集画面でコメントを表示してください。編集または削除するオプションが用意されています。